長州黒かしわ|深川養鶏の地鶏最高品種「長州黒かしわ」公式サイト

生産者の声

俵山農場 中嶋 和朗さん

現在89歳の中嶋さんは、「長州黒かしわ振興協議会」の会長であり、俵山の山あいにある俵山農場で20年以上前から養鶏に携わっています。

「長州黒かしわ」の飼育において、日々心掛けていることを教えてください。

とにかく毎日鶏舎に足を運び、1羽1羽 元気かどうかを確認するようにしています。
餌を十分食べているか、水がしっかり鶏たちに行き届いているか、朝・昼・晩 確認しています。

画像:作業をする男性

飼育する中で特に大変な作業はどのような作業ですか?

飼料の補給は、鶏舎横のタンクに袋に入った飼料を手作業で入れるため、骨の折れる作業です。
また、もう一つ大変なのは出荷する時です。大きく育った鶏は元気が良く、鶏舎内を駆け回っているので、1羽1羽捕まえるのに苦労します。家内と二人で5羽ずつ専用のカゴに入れ、軽トラックに重いカゴを積み込み、出荷しています。

画像:作業をする

「長州黒かしわ」の生産において、やりがいを感じる部分はどのようなところでしょうか。

やはり、元気な鶏から自分自身も元気をもらえるというところです。朝昼晩と鶏たちのことをいつも考えていますし、毎日鶏舎に確認に来て鶏の世話をする、そういった生活リズムや元気に走り回る鶏の姿が私の元気を作っています。

画像:作業をする

「長州黒かしわ」の美味しさの秘密はどのようなところだと思いますか?

広い鶏舎でゆったり平飼いされている長州黒かしわは肉が引き締まっており、噛むほどに旨味が出てきて、歯ごたえがあり、とてもジューシーなのが特長です。

画像:作業をする

おすすめの食べ方を教えてください。

おすすめは「すき焼き」です。牛肉の代わりに長州黒かしわを使うと長州黒かしわの旨味が出て美味しいです。

画像:作業をする

今後取り組んでいきたいことを教えてください。

「生産振興」と「消費拡大」です。
もっと長州黒かしわを多くの人に食べていただきたい。一般の人からすると”高級”というイメージがあるかと思いますが、食べてみて初めてわかる魅力があります。もっともっと長州黒かしわを知ってもらい、美味しさを実感していただきたいです。
また、長州黒かしわの今後の生産を担う後継者を増やしていく必要があります。地鶏を育てるのはなかなか大変ですが、今の生産者の取組を知っていただき、大変な部分もありますがそれ以上にやりがいを持って生産を行っているところを知って頂ければと思います。

最後に、中嶋さんにとって「長州黒かしわ」とは?

私にとっての長州黒かしわとは、「生きがい」です。鶏を育てるのが楽しみで、毎日私自身が元気をもらっており、元気な長州黒かしわを育てることが自分自身も健康でいられる理由だと思っています。

画像:作業をする